スクリプトを一切使用せずに制作するスタイルです。
このスタイルガイドは Progression 3.0.7 をベースとして執筆されています。他のバージョンをご使用の場合には、以下の点にご注意ください。
また、ガイドを円滑に進めるために、必要となるグラフィックデータが予め含まれたプロジェクトデータを使用する前提で解説していきます。以下のデータをダウンロードしてご使用ください。
Progression には、Web サイトをカンタンに作成するための「シーン機能」が用意されています。これは HTML におけるページに相当する要素で、HTML サイトでページを順々と巡っていくのと同じように、Progression ではシーンを巡回しながらコンテンツを閲覧させることになります。
コンポーネントスタイルでシーンを扱うには、シーン編集用の「Progression シーンエディタ(以下、シーンエディタ)」を使用します。画面上部ツールバーの「ウィンドウ」の「他のパネル」にある「Progression シーンエディタ」を選択してシーンエディタを起動してください。
シーンエディタは、初期状態ではルートシーンのみが設定されています。ルートシーンとは Web サイトにおけるトップページ、ホームページに相当する要素です。コンテンツを作成する際には、ルートシーン以下に子シーンを設定することでサイト構造を定義することになります。
では、さっそくシーン構造を作成していきましょう。子シーンを作成するには、親シーンとなる項目(今回の場合はルートシーン)のアイコンをクリックしてシーンメニューを開き「ネストされたシーンの挿入」をクリックしてください。
以上でシーン構造は作成できました。しかし、シーン構造はあくまで“器”だけ用意した状態なので、実際に画面は何も変わりません。画面を作成するにはキャストを設定する必要があります。
キャストとは関連付けられたシーンで表示させたいシンボルの設定のことを言います。まずはルートシーンに対してキャストを設定してみましょう。ルートシーンの「シーンメニュー」を開き、「シーンにキャストの挿入」を選択してください。
キャスト設定が完成したら、その設定を FLA ファイルに反映させます。パネル上部の「書き出し」の「キャストをシンボルとして書き出す」を選択して、キャストに対応するムービークリップ・シンボルを FLA ファイルのライブラリに書き出してください。
以上でシーン作成は完了です。最後はパネル上部の「ファイル」の「保存」を選択して、先ほど作成したプロジェクト内の deploy フォルダ内にある easycasting.xml を上書き保存してください。
では、先ほど書き出したムービークリップ・シンボルに対して、表示グラフィックを作成していきましょう。まずはライブラリの assets フォルダにある page_index.gr シンボルを IndexPage シンボル内に設置してください。
同じ要領で page_feature.gr シンボルを FeaturePage シンボルに、page_contact.gr シンボルを ContactPage シンボルにそれぞれ設置してください。
コンポーネントパネルを開いたら、「Progression Effects」グループにあるコンポーネントを確認しましょう。キャストとして関連付けられた全てのシンボルに対してエフェクトを適用するには、ここに登録されているコンポーネントをドラッグ&ドロップで設置していくことになります。その際、エフェクト・コンポーネントは複数を同時に設定可能※1です。
今回は指定はありませんので、お好きなコンポーネントを IndexPage シンボル、FeaturePage シンボル、ContactPage シンボルに対して設置してください。
以上でムービークリップ・シンボルの作成は完了です。
最後に SWF ファイルの読み込み待ちをする際に表示されるプログレスバーを作成しましょう。
前項までは index.fla を編集していましたが、今回は使用しないので閉じていただいて結構です。代わりに preloader.fla を開いてください。
preloader.fla を開くとタイムラインにはレイヤー、フレーム、ラベルなどがすでに設定されている状態となっています。
component レイヤーには、読み込み待ち処理を行うための Preloader コンポーネントが設置されています。このコンポーネントは特に編集する必要はありませんので、このままにしておいてください。
label レイヤーには、load ラベル、complete ラベル、error ラベルの 3 つがすでに設定されています。このラベルは Preloader コンポーネントが読み込み処理を行う際に用いるもので、ファイル読み込み時には読み込み状態に応じて、自動的に load ラベルから complete ラベルの間をアニメーション処理されます。また、読み込み時に何か問題が発生した場合には error ラベルが表示されるようになります。
今回はよくあるバータイプのプログレス表示を作成してみましょう。読み込み待ち時には前述の 2 点のラベル間がアニメーション処理されるので、load ラベルのフレームには 0% 読み込み時の状態を、complete ラベルのフレームには 100% 読み込み時の状態をそれぞれグラフィックで作成してトゥイーンを設定することになります。
表示用のシンボルとしてライブラリの assets フォルダに、progressArea.gr シンボルと progressBar.gr シンボルが用意されているので、対応するフレームに設置したのち、load ラベル点の progressBar.gr シンボルの幅を 0% に設定し、2 点間にトゥイーンを設定してください。
以上で全ての作業は完了しました。最後に作成したコンテンツを公開する方法をご説明します。
以上がコンポーネントスタイルの基本的な制作方法になります。今回ご紹介できなかったコンポーネントにも様々な機能が含まれていますので、それらを活用してよりよいコンテンツ制作にお役立てください。
FLASH OOP for ActionScript 3.0
Progression の仕様を決定するまでの流れを技術的な面から解説しています。Progression 2 時代に執筆されたものですが、基本概念は Progression 3 でも同様です。
Web Designing 2009年 08月号
Progression 特集。
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